Shopifyの構築をしていて、AI時代毎週何かしらアップデートがありますが最近非常に重要だなと感じていることがあります。
これまでのECサイトは、
- わかりやすいデザイン
- 魅力的な写真
- 心を動かすキャッチコピー
こうした「人に伝えるための設計」がとても重要でした。
もちろん今でもそれは変わりません。
ただ最近は、もうひとつ大切な視点が増えてきています。
それが、
「AIにどう伝わるか」
という視点です。

AIがお店を探し、商品を選ぶ時代へ
最近はChatGPTやGoogleなどのAIが進化し、
- 「天然素材のルームウェアを探して」
- 「ギフト対応できるものがいい」
- 「予算は1万円以内で」
そんな会話から商品を探したり比較したりする仕組みが少しずつ整ってきています。
まだ発展途中ではありますが、人が検索して探すだけではなく、AIが代わりに探す時代が近づいているのを感じます。
そこで気になるのが、
AIは人と同じようにはサイトを見ていない
ということです。
AIは世界観より先に「情報」を見る

私はデザインが好きです。余白や写真の見せ方、ブランドの世界観づくりはとても大切だと思っています。
でもAIは、「この余白が素敵ですね」とは思ってくれません。
AIが見ているのは、
- 商品名
- 価格
- カラー
- サイズ
- 素材
- 配送情報
といった情報です。
AIも文章や画像を理解できますが、「オーガニックコットン100%」のような商品属性は、構造化されたデータとして登録されている方が確実に伝わります。
だからこれからは、人に伝える情報とAIに伝える情報を分けて考える必要が出てきます。
これからは3つのレイヤーで考える
最近、ECサイトには3つのレイヤーがあるように感じています。
ビジュアルレイヤー
写真やデザインで世界観を伝える。
コピーレイヤー
言葉で魅力や想いを伝える。
データレイヤー
AIやシステムが理解できる形で情報を整理する。
これまでは主に上の2つを考えていました。でも今後は3つ目のレイヤーも、ストア構築の大切な仕事になっていくのかもしれません。
ShopifyもAI時代の流れに対応を進めています

最近、ShopifyはAI時代のコマースに向けた取り組みとして、UCP(Universal Commerce Protocol)への対応を進めています。
UCPは、「どのAIやサービスからでも商品情報を理解しやすくするための共通ルール」のような考え方です。
まだ発展途中ではありますが、これまでのECが「人が検索して探す」ことを前提としていたのに対し、これからは「AIが理解して提案する」ことも前提になっていく可能性があります。
これを見たとき、デザインのグリッドシステムに少し似ているなと思いました。グリッドがあるから、様々な画面サイズでも情報が整理されて見える。それと同じように、UCPはAIに対して情報を整理して伝えるための新しいルールになっていくのかもしれません。
Shopifyのメタフィールド、メタオブジェクトが活きる場面が増えそう

Shopifyには「メタフィールド」「メタオブジェクト」という機能があります。今まではおもに商品の補足情報を管理したり、コンテンツを整理したりするために使うことが多かったのですが、これからはAIに伝えるための情報設計としても重要になっていきそうです。
例えば、
お客さまには「大切な人への贈り物に」と伝えながら、裏側では、
- ギフトラッピング対応
- 熨斗対応
- 配送日指定可能
という情報を整理して持たせる。
お客さまには「やさしい肌触り」と伝えながら、裏側では、
- オーガニックコットン100%
- 洗濯機使用可
- 画像にaltをつける
という情報を登録しておく。そんな形です。
広告を出す前に整える。集客を増やす前に整える。運用しやすい状態を作る。そしてこれからは、AIにも伝わるように整える。そんな視点も必要になってくるのかもしれません。
完璧を目指すより、まず整えながら進める

AIの世界は変化がとても早いです。正直なところ、私自身も日々学びながら追いかけています。
だからこそ最近は、オリジナル実装に時間をかけすぎるより、まずはShopifyの標準機能を活用して公開する。そして運用しながら、商品情報やデータ設計の質を少しずつ上げていく。そんな進め方が合っているケースも増えてくるのではないかと感じています。
ビジュアルを整える。言葉を整える。そして情報を整える。
この3つを意識することで、これからのお店の「伝わり方」は大きく変わっていくのかもしれません。
ShopifyもAIも変化のスピードがとても速いので、私自身も実際に触りながら学んだことを発信していけたらと思っています☺️