美容室のデジタル化が進まない、本当の理由
最近、サロンのIT化について考えることが増えました。
私は美容師としてサロンワークをしながら、デザインやECサイト制作のお仕事もさせていただいております。その中で強く感じているのは、美容業界はまだまだデジタルの活用が進んでいないということです。
ただ、これは美容師の方々が時代に遅れているわけでは決してありません。むしろ、現場にいるからこそ難しい理由があると考えています。そしてこれは、美容業界に限らず、飲食店やサロン系、小売店など、多くの業界に共通する課題でもあると感じております。

現場で働く方々は、本当に忙しい
美容師のお仕事は、想像以上に多忙です。
営業中はずっと施術に追われ、営業後も片付け、技術練習、SNSの更新など、やるべきことが山積みです。その中で、
- ホームページを更新する
- 顧客管理システムを整える
といったデジタル施策まで手を回すのは、正直なところかなり大変なことです。
これは美容室だけでなく、飲食店、エステサロン、ネイルサロン、整体院、小売店など、現場での接客や施術を中心とする業種全般に言えることだと思います。日々のお客様対応に追われる中で、デジタル化まで手が回らないのは当然のことかもしれません。
結果として、「とりあえず予約サイトに掲載しておこう」という流れになるサロン様が多いのも、自然なことだと思います。
集客サイトは便利だけれど、気になること
美容室向けの予約・集客サービスは、本当に便利です。
- 予約管理
- 集客機能
- ブログ機能
- クーポン配信
これらが一つにまとまっているので、忙しいサロン様にとっては本当に助かる仕組みだと思います。
ただ、ずっと気になっていたことがあります。それは、利用をやめた瞬間、今までの資産が残りにくいということです。
どれだけブログを書いても、どれだけ写真を載せても、そのサービスの中だけに情報が蓄積されていきます。これは美容業界に限らず、グルメサイトを利用する飲食店様や、予約サイトを利用するサロン系事業者様にも共通する課題ではないでしょうか。

「自分のメディア」を持つという考え方
私は最近、サロンのホームページをShopify作って運用しております。
Shopifyはもともとオンラインショップを作るためのシステムですが、実は以下のような機能を一つのシステムで管理できます。
- ホームページ
- ブログ
- オンラインショップ(EC)
- 顧客管理
ブログを書けば記事が資産として残り、商品をオンラインで販売すれば、ご来店いただかなくてもご購入いただける可能性も広がります。
少しずつですが、自分のお店のメディアを育てていくという感覚で取り組んでおります。
これは美容室だけでなく、飲食店の通販事業、エステサロンの化粧品販売、整体院のセルフケアグッズ販売など、様々な業種で応用できる考え方だと感じております。

店舗での物販は、もっと伸びる可能性があります
美容室では、よくこのような流れがあるかと思います。
ご来店
↓
商品をご紹介
↓
気に入っていただける
↓
次回ご来店まで時間が空く
↓
別の場所でご購入される
これは美容師として、少しもったいないなと感じておりました。
もし、
ご来店
↓
商品をご紹介
↓
オンラインでリピートご購入(店舗購入の嬉しい特典付など)
という流れが作れたら、お客様にとっても便利ですし、サロン様にとっても良い仕組みになるのではないでしょうか。
これは美容室の店販に限らず、飲食店のテイクアウト商品、エステサロンのホームケア商品、整体院のサポートグッズなど、様々な業種の物販に当てはまると考えております。

これから少しずつ、変わっていくかもしれません
美容業界は本当に魅力的なお仕事ですが、デジタルの活用はまだやれる事が大きいと感じております。ただこれは、美容業界だけでなく、多くのサービス業や小売業にも言えることかもしれません。
ただ最近は、
- SNS
- オンライン予約
- EC(オンラインショップ)
などをうまく組み合わせているサロン様や店舗様も、少しずつ増えてきました。
私自身もまだ試行錯誤の段階ですが、現場で働く者だからこそわかるデジタルの使い方を少しずつ試しながら、発信していきたいと考えております。
美容室、飲食店、サロン、小売店など、業種は違っても、現場で頑張る事業者の皆様にとって、少しでもお役に立てる情報をお届けできればと思っております。
もしご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。